はじめに

あなたは患者様がもっと動けるようになるのではないか、もっと痛くなく患者様のやる気を落とさないで効果的なリハビリはできないのかと考えたことはありませんか?現在のリハビリの問題点は過去の経験則により、茶道や華道の流派のように多数の方法論が存在し、その習得に非常に時間を要することです。そのため、セラピストのモチベーションが途中で途切れたり、効果に自信が持てなかったりしています。

セラピストの数は国の政策で非常に増えましたが、その分質を上げる必要性を感じています。特定のセラピストだけではなく多数のセラピストが効果をあげれるようになれば地域社会が変わると思いませんか?

当研究会ではこの問題を解決するため、解剖学的に根拠があり、短期間で習得できる効果的な方法を開発し、ある程度効果をあげることに成功しています。この方法を少しでもセラピストに伝えてもらい、1人でも多くの患者様が自由な生活を送れる事を願っています。


筋バランスストレッチとは

日常生活動作(ADL)における筋活動は短距離走のような瞬発力よりも、呼吸や姿勢が安定して活動できる持久力が求められます。そこで遅筋の強化方法を定型化することで、ADL改善が容易になると考えました。

この方法は関節可動域訓練やストレッチを参考に遅筋の活性化に有効な運動方法、運動誘導となっています。
遅筋は大半が不随意筋であり、特に弱化した遅筋では随意運動のみでの活性化が難しく、セラピストの運動誘導が最も効果的だと考えています。


筋バランスストレッチの特徴

① 各遅筋の筋力強化の方法を定型化しているので容易に習得が可能です。

② 対象者の努力を必要としないので、意識障害がある方でも筋力強化が可能です。

③ 運動と呼吸が同調するようになるので、無理のない動作が長く続きます。


監修
大野浦病院 西本 武史 先生
北九州総合病院 呉島 誠 先生

開発者
作業療法士 小川 雅弘